ボルx初心者

初めてのボルダリング ベーシックス

ボルダリングとは

2020年東京オリンピックより正式種目に認定されたスポーツクライミング。今後益々注目されていくスポーツです。

オリンピックでは「スピードクライミング」「ボルダリング」「リードクライミング」の三種目で競います。

ボルダリング、クライミング、リードクライミング、、どれも岩や壁を登るだろうという事は何となく想像できますが、そもそもどんなものでどんな違いがあるのでしょうか?

クライミング・ボルダリングとは

ボルダリングとはこの世で一番自由なクライミング

クライミングには現在様々な派性があります。

クライミングの種類
  • ハンマー、ハーケン(打ち杭)、あぶみ(縄梯子)など道具を駆使して登っていくエイドクライミング
  • ロープ(命綱)は装備するが、道具に頼らず登るフリークライミング
  • フリークライミングの中でもロープすら使わず己の肉体のみで登るのがボルダリング

そもそもクライミング(ロッククライミング)とは岩場のある山を登るための手段の一つでした。

数メートルの大きな岩(ボルダー)を利用して本番であるロッククライミングの訓練だったのがボルダリングの始まりです。

時が経つにつれ、ボルダリング技術そのものを追求するようになり、スポーツとして昇華され、現代のボルダリングとなりました。

ボルダリングとはクライミングの派生であり、インドアのフリークライミングに分類されます。

ボルダリングはハーネスやロープなどクライミングに必要な用具から解放され自身の手足のみで登る、一番自由でスポーツ性の高いクライミングです。

ボルダリングの起こり

1950年代、ロッククライミングの聖地と謳われたアメリカのコロラドでロッククライミングの予行演習的な位置付けでしかなかったボルダリングは、先駆者であるジョン・ギル氏によってスポーツとして昇華されました。

ギル氏はボルダリングを技術として磨き、難しいボルダー課題を次々と踏破して行き、そのダイナミックなムーブは今でも多くのクライマーを魅了し続ける伝説となっています。

己の肉体と技術のみで登る、その自由で魅力的なスタイルは瞬く間にクライマー間で浸透し、中にはボルダリング専門のボルダーまで登場する程でした。

ハーケンやボルトで自然の造形を傷つけるのは控えようという当時の風潮も後押しとなりました。

ロッククライミングが目的で、ボルダリングはその練習行程でしかなかったはずが、逆転しボルダリングそのものが目的となったのは皮肉ですね。

日本では1980年代より人口の壁を登るクライミングジムが登場し、2000年代にはインドア・ボルダリングジムが爆発的に増え始めました。

現在ではボルダリングジムは全国で300軒を超えると言われており、大型ショッピングモールにも入っていてとても身近な存在となりました。

現在ボルダリングは爆発的に浸透しており、来る東京オリンピック2020でも正式種目に認定されました。

オリンピックの種目

2020東京オリンピックから新しく追加されたスポーツクライミング。スポーツクライミングでは異なる三種目ののクライミングの点数の掛け算で点数を競います。

スポーツクライミング三種目
  • ゴールまでのタイムを競うスピードクライミング
  • 制限時間内にどこまで登れるか高さを競うリードクライミング
  • 制限時間内にいくつの課題をクリアできるか競うボルダリング

スピードクライミング

15メートル、前傾95度の壁を登りタイムを競います。陸上でいう短距離走です。

フライングが許されない緊迫した中、2人同時にスタートします。その迫力も短距離走さながらでしょう。

リードクライミング

6分間の間に15メートル以上の壁のどこまで到達できるかを競います。同じ高さに複数人到達した場合にはそのタイムで順位を付けます。

スピードクライミングと打って変わりリードクライミングは持久力の勝負。

ゴールが決まっていない分長距離走というよりは距離を競う鳥人間コンテストに近いかも。

選手たちは本番までコースが練習できない「オンサイト方式」で競うため、シミュレーション能力を要求される頭脳戦ににも注目です。

ボルダリング

4メートルの壁を4分以内でいくつの課題をクリアできるか競います。

極限まで難しくセットされたコースをいかに完登していくかが見所です。

リードやスピードと違いオーバーハング(手前に大きく傾斜している壁)もあり、肉体・頭脳・技術・柔軟性、全てを駆使して限界に挑む姿に胸を打たれるでしょう。

ボルダリングの魅力

ソロスポーツなので自分の都合で行える

ボルダリング以外のクライミングはパートナー(ビレイヤー)と2人一組以上で行います。リードクライミングがその主だった例で、一人が登っている間、ビレイヤーは命綱を託され、地上から見守ります。

一方でボルダリングはソロスポーツです。命綱が必要のない高さを登るのでビレイが必要ありません。従ってパートナーとの待ち合わせの必要が無く、自分の都合が良い時間に楽しむことができます。

そんなソロスポーツの一面はありますがもちろんクライミングジムに通っていくうちに仲間ができるので、決して孤独なスポーツではありません。

個々のニーズに合わせて臨機応変に楽しめるのもボルダリングの魅力です。

ニーズは様々
  • 筋トレ目的
  • 幼児教育目的
  • 家族でレジャー目的
  • 出会い目的
  • 未来のオリンピック選手を育てる

会社帰りにフラっと立ち寄ったり、週末にショッピングモールで、ママはショッピング、パパは子供とボルダリング、、などなど時間の制約が多い子育て世代にもお勧めのスポーツと言えます。

老若男女が競い合える

いろんな人達がいるよ!
  • 孤高系クライマー
  • 大学のサークル系
  • 若い女の子2人
  • 子供と母親
  • 孫とおじいちゃん

ボルダリングでは老若男女がフェアに競い合えたりします。なぜならボルダリングはガチムチ系男子が有利とは限らないスポーツだからです。

ボルダリングでは筋力以外にも、体重や関節の柔軟性、そしてシミュレーション力が深く関わってきます。なので関節が柔らかい女子が有利だったり、体重が軽い子供がスイスイ登ったりします。

またパズル要素が強いため頭をよく使います。シミュレーションが得意であれば、肉体的な不利を覆すことだって可能です。

子供と親がガチンコで競い合える数少ないスポーツ、それがボルダリングです。

筋トレに最適

ボルダリングは手足の先のみで全体重を支え、重力に逆らうスポーツです。

真横になったり、天井に張り付いたり、全身を突っ張り棒の様にして固定したりと、普段使わない広背筋や腹直筋、腹斜筋などと体幹を含めて満遍なく使います。

更にボルダリングは有酸素運動と無酸素運動の両面性を持っているので持久力(遅筋)と瞬発力(速筋)の両方を鍛えることができます。

ホールドからホールドへ飛び移るダイナミックなムーブは無酸素運動の要素があり速筋を、スローテンポで持久力がものをいう長モノ(30手から100手のロング課題)では有酸素運動、遅筋が鍛えられます。

ダイエット効果もある

ボルダリングを続けていくと、普段の生活では使われない筋肉も鍛えられるため全身の筋肉量が増加します。筋肉は放っておいてもカロリー消費を促すので新陳代謝が向上し、食べても太りにくい体が出来上がります。

ボルダリングはカロリーの消費効率も高く、一説ではマラソン以上とも

また、ボルダリングの性質上、軽量が非常に重要となるので日頃から体重に気にかけるようになります。私は夜中のカップメンを我慢できるようになりました。

体幹も鍛えられ引き締まった体ができるため、細マッチョも夢ではありません。

初期投資が掛からない

登るのに道具を必要としないボルダリングでは初期投資がわずかで済みます。必須なのはクライミングシューズとチョーク程度であり、両方ともレンタルできます。

ジム利用料も約1,500円/回と非常にお手頃です。頻繁に利用するのであれば回数券や月パスを利用すればかなりお得です。

ボルダリング費用目安
  • ジム利用料:1回あたり1,500円(パスや回数券でもっとお得に)
  • シューズ・チョークレンタル:各300円

ボルダリングを始めるに当たって

必要な用具

クライミングシューズ

クライミングシューズはクライミングに特化したデザインのシューズです。つま先で全身を支え、僅かな突起にも引っ掛けて登れるようになっています。

バッシュや上履きなど室内履きではとても代用が効かないので、購入するか、ジムでレンタルします。

クライミングシューズ費用
  • クライミングシューズの値段相場:1万円から2万円
  • レンタルシューズ:約300円
  • マイシューズ:プライスレス

不特定多数が履くレンタルシューズを利用したくない方や、頻繁に通うようになってきた方にはマイシューズをお勧めします。

30-50回通えば元が取れますし、外岩を視野に入れるならばクライミングシューズ購入は必須です。そしてなによりマイシューズの方が愛着が湧きますね!

チョーク・チョークバック

チョークは手のひらにまぶします。

滑り止めのイメージが強いですが、実際には手を乾燥に保つために使用します。クライミング中に汗で指先がヌメると滑り落ちる危険がある為です。体操選手が鉄棒の時に手に付けているのと一緒です。

チョークは炭酸マグネシウムからできており、それ自体に滑り止め効果はありません。(ロジン入りなど滑り止め効果を添付したものはあります)

逆に言うと、手汗をかかない方にはあまり必要ありません。私も本気を出すとき以外は使用しません。

チョークもレンタル可能なのでまずはレンタルしてみて、必要性を感じてから購入しても問題ないです。

チョーク費用
  • チョーク+チョークバック購入:約3,000円
  • 液体チョーク:約1,000円
  • チョークレンタル:約300円

服装

服装は自由です。ジャージ、スウェット、Tシャツ、何でもありです。私は会社帰りに立ち寄る事が多いのでYシャツのまま登ったりもします。

ただしパンツは多少こだわった方が良いです。

ボルダリングは股を開いたり、足を上げたりと、股関節を開く動きが多いので、パンツは立体裁断のものやストレッチが利いているものをお勧めします。普通のジーパンでは登りにくいです。

そして女性に言える事ですがネイルは外し、爪は切りましょう。割れます。

ボルダリングのルール

ボルダリングのルールは至ってシンプル。

スタートのホールドからゴールのホールドを目指すんだ!

以上です。

課題によって細かな制限が設けられているため、都度確認します。下記の様な制限が良く見られます。

ボルダリングルール
  • スタートのホールドからゴールのホールドを目指す
  • スタートは両手持ち、地面に足を着けてはいけない
  • ゴールも両手
  • 指定されたホールドのみ触れて良い
  • 足限定・足自由
  • ボテ・カンテあり

その他はボルダリングのルールというよりは社会的なルールがあります。

ジム内での約束事
  • 譲り合って登る
  • 連続して登らない
  • 一つの壁には同時に一人まで
  • 登っている人の下を横切らない
  • ボルダリングマット内に入らない

クライミング・ボルダリング用語

本ページでも頻出していますが、「ホールド」や「カンテ」、「マッチ」などボルダリングでは普段聞きなれない専門用語が飛び交います。

分からない単語があった時は、↓の記事をご参照ください!

東京周辺クライミングジム10選

東京クライミングジム
  1. GREEN ARROW
  2. PEKIPEKI
  3. BOULCOM
  4. T-WALL
  5. ROCKY
  6. B-PUMP
  7. WEST ROCK
  8. NOBOROCK
  9. J&Sボルダリングジム
  10. REC’S
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました